2008 年
9 月
21 日
特攻隊・・・断たれた愛と夢
〜平和の決意を新たに〜
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特攻隊とは、戦闘機に片道のガソリンと爆弾を積み、乗り込んだ隊員は飛行機もろとも敵に突っ込んで行く戦法だ。頭の中で想像しただけでも、恐ろしくあまりにも悲しい。戦後特攻隊のことは、数多く語られなかったが、5800人もの若い尊い命を犠牲にしたその歴史が紐解かれ、今改めて語られようとしている。
鹿児島県の知覧には、特攻隊の出撃基地があった。
その知覧を舞台にした、「特攻機を見送った23日」というドキュメンタリードラマが昨日放映された。旅立つ特攻隊員と、身の回りの世話をすることを命ぜられた15歳の少女たち「「なでしこ隊」との最後の日々を描く。当時の日記と生存者たちの証言がドラマの随所に盛り込まれ、私は涙なしにはいられなかった。23日間で彼女たちが見送った特攻隊員は、109人にも登る。
婚約者との再会を願い祈りつつも、思いを果たすことなく、戦場に散っていった特攻隊員穴澤さん。最後の彼女への手紙で、「会いたい。話したい、無性に。」と語る。婚約者だった智恵子さんは、戦争から60年余り、たった今も、穴澤さんのことを決して忘れない。遺品を大切にしまい、生前の彼を昨日のことのように思い出しながら、生きている。
「自分が生きていたことを覚えていてほしい。」教師を目指していた特攻隊員、本島さんは、出撃前に、なでしこ隊の少女前田さんに自分の写真を手渡す。受け取った写真はあまりにも重く、以来正視することができず、奥底にしまったままだった。前田さんは語る。
家族や恋人にも告げられずに死へと旅立たなければならなかった特攻隊員。彼らは、それでも笑顔で出撃していった。でもその陰には、語りつくすことのできない若者の無念さと愛する人を失った家族や恋人の悲しみがあることを私たちは決して忘れてはいけない。
前田さんのおじいちゃんが叫ぶ。「戦争で亡くなった人たちに報いる方法は、戦争をしないことだ。」私もそう思う。
知覧特攻平和会館では特攻隊員の遺品や手紙に触れることができる。訪れた人たちは余りにも悲しいと話す。私たちの国の歩んできた歴史の中で、風化させてはならない事実として受け止めよう。私も、愛と夢を断たれた特攻隊員の思いを受け止め、新たな平和への決意を多くの人々としていきたい。
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